「認知症介護基礎研修」義務化について
2021.03.24掲載
お役立ち情報
「認知症介護基礎研修」の受講を義務化
2021年度4月より訪問系、居宅介護支援及び福祉用具貸与(販売)を除く
全ての介護サービス事業者について、
医療・福祉関係の資格を有さない無資格の介護職員に対して、
認知症介護基礎研修を受講させることが義務化されました。
「認知症介護基礎研修」とは
認知症の人の理解、対応の基本、ケアの留意点などを学習する内容です。
講義と演習で合計6時間(1日)のカリキュラムとなっております。
終了試験などは無く、しっかり受講して頂ければ終了となる研修です。
現在、厚生労働省は受講者の負担を減らすため、
研修のeラーニング化を進めておりますので
今後研修が受けやすくなることが予想されます。
無資格だと働けなくなってしまうの?
研修を受けていない方が今すぐ働けなくなってしまう、ということは
ありませんのでご安心ください。
3年間の経過期間が設けられており、
2024年度までに研修を受けることが出来れば問題ありません。
またこの規定は「事業主」に対して義務付けられますので、
無資格の介護職員へ直接的に義務を課すものではありません。
認知症介護研修のステップアップについて
認知症介護研修は、基礎研修から指導者育成研修まで4段階あり、
ステップアップができるようになっております。
まとめ
現在、介護に関連する資格を持たずに働いている人は
全体の6~7%という結果が報告されております。
今回の「認知症介護基礎研修」の受講を義務化することで、
今後の介護サービスの質の向上につながると考えております。
また、働く方にとっても知識を深めておくことで、
ストレスが緩和でき介護がしやすくなることが期待できます。